ヒトスキズキな話

継続は力なりをモットーに続けている雑記ブログ。一応現在シーズン2的な扱いである。

苦い思い出2

こんばんは。

 

先日書いたブログ【苦い思い出】の続きになります。

 

 

ある日、例の後輩から、「ちょっと相談があるので、後でいいですか?」と、何やら深刻そうな顔で切り出されました。

 

後輩がノンケなのは分かっていたので、舞い上がる程の期待はなかったものの、私に対する好意的なことの内容なのか…もしかしたら…という、ちょっとした期待が頭をよぎっていたのを覚えています。

 

もちろん、結果から言うと最悪な相談でした。

 

内容は、今月ちょっとお金に困っていて、家の事情で(いろいろ詳しく事情を聞いたと思うんですがあまり覚えてません)家族にもお金を借りれなくて、相談できるのは〇〇(私)さんだけだったとのこと。

 

今になってこうやって改めて書いていくと、ただの後輩からの逆カツアゲみたいな描写ですね(笑)

 

ただもちろん、脅迫された訳でも、弱みを握られていた訳でもなく、あくまで"相談"。

いくらでも拒否することはできたハズなのです。

 

しかし前回の内容でも書いた通り、所謂惚れた弱みのようなものが私の中に間違いなくあったのです。

 

我ながら実に情けないことです。

 

ただただその後輩に嫌われたくがない為に、いいや、もっと情けないのはその後輩と縁が切れるのがどうしても怖かったんだと思います。

 

もしこの時に私が戻れて、自分自身と出会うことができるのであれば、ブン殴ってやりたい気持ちでいっぱいです。

 

そして私はその時、数万円(なぜ明確に覚えていないのかは後で分かります)を貸し、次の給料日まで、という形で貸すことになりました。

 

その数日後、給料日に、確かにその貸したお金は間違いなく返ってきたのですが…

もうここまで書くと、感の良い人はすぐピンとくると思います。

 

そうです。後日また同じような相談をされることになります。

 

同じようにお金を貸し、その次の給料日にそのお金が返ってきます。

更にまたその次もお金を貸し、その次の給料日に返ってくる。

 

スパンとしては、すぐ次の月の時もあれば、2、3ヶ月に1回のペースの時もありました。

何れにしても、性質の悪い借り方です。

 

そしてもっと性質が悪いのは、それに私が対応してしまうことでした。

 

もちろん、毎回お金が足りなくなることや、なぜ足りなくなるのか、深く追求をしたことがなかった訳ではありません。

 

時には怒ってまじめに説教をしたこともありましたし、無理だと拒否をしたこともありました。

しかし、最後には貸すようになる。(もうすでにこの時点でおかしいです)

 

私も、精神状態がもう平常ではなかったんだと思います。

ここまでやってきて、お金を貸してまで、後輩に何を求めていたのか。

 

ただ好きだから、離れてほしくないから、接点を無くしたくなかったからそうしていたにしては、あまりに歪み過ぎていました。

もう私も病んで、どうでもよくなっていたのかもしれませんね。

 

一つ覚えていることとして、その時後輩は、よくパチンコに行っていて、私がパチンコに行くとたまに見かけることがありました。

 

ここまで来ると、もう後輩をどこまで信じたらいいのか分からなくなります。

 

疑心暗鬼になりならも、お金を貸すことを止めることができない私、という形ができあがっていました。

 

 

そんなことが続いたある時、後輩がまたとんでもない相談を言ってきます。

 

その内容は、彼女(当時後輩は彼女がいました)を妊娠させてしまって、中絶やらなんやらで、(慰謝料とかなんとかという話もあったと思います。)ある程度まとまったお金が必要とのこと。

 

当時、私には貯金が少しあり、あえて詳しくは書きませんが、結局100万円ちょいくらいのお金をその後輩に貸すことになりました。

 

 

なんか自分でこの話を書いていて、どこかゲッペルドンガーみたいな感じになっています(笑)

あまりの自分の行動のバカらしさに。

 

それくらい当時の私は、別人なのではないだろうか?と、自分で疑ってしまうくらい酷いものでした。

 

昔の話は、今日はここまでにします。

 

また、気が向いたら続きを書きます。

(一応もう少し続きます)

 

結論から言いますと、それら貸したお金は全部、最終的にはきちんと戻ってきています。

 

ざっくりと話を書いてますが、もっと細かいところでは、もっと理不尽な要求もありました。

 

 

後になって思い返してみると、本当に、お金の切れ目は縁の切れ目ということなんだなということです。

 

どんなに仲の良い人でも、片思いの人でも、恋人同士でも、親戚でも、家族でも、もちろん他人でも、お金を貸してと言ってくる人にまず良い人ということはないです。

 

極端な考え方かもしれませんが、猶予があるとすれば1回まで、2回目があるとすれば、もうその人と縁を切るぐらいの覚悟があってもいいと思います。

 

もちろんこれは私の勝手な経験則から言っていることであって、特殊な事情もあると思います。

 

が、基本的に他の人に頼ってまでお金を借りなければどうにかならない状況になるのは、その人の自業自得です。

 

もしそれでも貸すならば、貸すと考えずに、お金だけ渡して、もうその人とは縁を切った方がいいと思います。

 

縁を切りたくないならば、その人と一緒に、あるいはその人の為に自ら望んで自分も地獄に落ちますという覚悟を持つべきです。

 

 

最後ものすごく変なことを書いちゃいましたね。

しかし私の中では、今もこの考えが消えずに残っています。