ヒトスキズキな話

継続は力なりをモットーに続けている雑記ブログ。一応現在シーズン2的な扱いである。

苦い思い出

こんばんは。

 

私には、これまで生きてきた中で一番人を好きになった人がいます。

今付き合っている訳でも、交流がある訳でもありませんが、私の思い出の中で一番恋をしていた時、恋をしていて一番辛かった時です。

 

 

私が高校を卒業してすぐに就職して約1年が経つ頃、私の卒業した高校から一人の男が入社してきました。

 

高校の後輩であり、職場の後輩にもなる人でした。

 

私が入社した時は一人だけの採用で入社してきたのですが、その後輩の時は、他に二人の女性、つまり新卒は後輩を含めて三人の入社でした。

 

男性が一人だけだったこともあってか、会って間もない頃からよく私に懐いてくれて、かといって無礼な態度を取ることもなく、よく慕ってくれたように思います。

 

私もその頃には一年経っていたのですが、現場の仕事にあまり慣れず…というより、人付き合いの雰囲気に慣れず、それが業務の効率に影響して、持ち前の覚えの悪さに拍車をかけていたように思います。

 

ただ、その後輩がきてからというもの、仕事を教える手前、いろいろとやり方を教えていたのですが、私自身も一緒に勉強させてもらっていました。

 

そして、私が一番好きになった人というのがその後輩のことです。

 

正直な話、見た目だけで言えばそこまでタイプかと言われると、はっきりイエスと言える程のものでもないと思ったのですが(失礼)

一番は話やフィーリングが合って、雰囲気が私の好きになる要素にがっちり引っかかったという感じです。

 

本当に好きになってしまっていました。

 

四六時中その後輩のことを考えて、他の仕事仲間と一緒に仲良く話をしているだけで、嫉妬や、もやもやした気持ちが常についてまわっていて、恋がうれしくて苦しくてが同時に存在する、非常に不安定な精神状態でした。

 

その後輩は結局私のいる部署に配属になったのですが、後輩はそのキャラから、上司や先輩からよく可愛がられていました。

 

親切に教えられる姿を見て、私は、恋する人に対する嫉妬心と、「私の時はこんな親切にされずにぞんざいに扱われていたのに」と感じ、今度は後輩に対して感じる嫉妬心が出て、更にごじゃまぜになって、私の精神状態は限界に来ていました。

 

そんなある日、ついに私は仕事中の不注意から大怪我をしてしまいます。

 

救急車に運ばれて、その後手術まで受けて入院もしてしまいました。

20歳を迎える前の年のことです。

 

結局その後回復の経過云々もあって、2ヶ月入院することになったのですが、その間、職場の方や、親、友達、親戚、あと例の後輩もたまに顔を見せてくれていました。

 

ちょうど年を越すタイミングもあったのですが、そのちょっと前くらいに、後輩がお見舞いに来た時に、忘年会を会社でやったとの話も聞きました。

 

今思えば本当に心が狭かったなと、いや、もはや病んでいたんだと思いますが、私がこんな思いで入院とかしてるのに忘年会とかしてるのか…と思っていました。

 

実際私が入社して一年目には忘年会なんてなかったこともあり、余計にそう感じたんだと思います。

 

おまけに後輩も一緒に楽しんだんだと聞き、よく皆から可愛がられる姿を思い浮かべては、どうすることもできない自分が本当に嫌になっていた時期でした。

 

その後職場復帰したものの、私は元々パソコンが人並みよりちょっとできるくらいだったので、現場復帰とはならず、事務復帰という形で、これまでずっと今の職場に勤めています。

 

 

後輩と離れた部署で、むしろもう顔を合わせないで、このままこの気持ちが自然消滅してしまうことを望んでもいました。

 

そんな中、私は何かこの払拭できない心の病み具合をどうにか紛らわせられないかと考えた末に出した最悪な答えを行ってしまいます。

 

そう、パチンコです。

 

たかがパチンコと思われる方もいるかもしれませんが、正直精神が病んでる時のパチンコはホントにやめた方がいいです。

恐らく買っても負けても、精神が良くなることはまずないです。

 

あれはあくまで、心と身体とお金と時間に余裕がある人しか遊んじゃいけない遊びだと当時のことを振り返りながら考えます。

 

今は遊べるパチンコ、お金をあまり使わないパチンコが多くなってきたので、そこまででもないかもしれませんが、当時は割と等価に近い形の店でパチンコにハマっていたので、まさにギャンブルって感じでした。

 

職場の人も、これまたパチンコ好きで、かなりハマっている人が多い時期だったので、悪絡みしてくる先輩なんかだと、私がちょっとパチンコ休みます…とか言おうものなら、冗談絡みで暴言を吐いて煽ってきたりしていました。(詳細はあまり思い出したくないので省きます。恐らく御想像通りです)

 

それでも、一時的にでもその後輩のことや嫉妬心をごまかせていた節もあるので、なんとか自分の貯金が苦しくならない程度に上手くやろうと考えていました。

 

またそんなある日、後輩に関する私にとって最悪の幕切れのきっかけの出来事が起きてしまいます。

 

 

書けるかなと思いましたが、やはり長くなりそうなので、また別の機会に続きを書いていきたいと思います。

 

今でも鮮やかあり、同時に苦い思い出として、深く残っています。

 

もっと歳を取った時に、この出来事も若い時の勉強だったと達観できる日がくると信じて、今日も頑張っています。