ヒトスキズキな話

継続は力なりをモットーに続けている雑記ブログ。一応現在シーズン2的な扱いである。

贈り物とお返しのやりとり

こんばんは。

 

よく親戚宅に伺う時や、親戚が自宅に来た際に貰い物をしたり、友人や会社などで何かを貰ったりすることがあると思います。

 

物自体は高価なものでなかったとしても、気持ちでいただいた物は、ありがたく頂戴し、後にこちらからお返しをするという、暗黙の礼儀みたいなものがありますよね。

 

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この時期になると特に多いと思いますが、私、このやり取りについて思うところがあります。

 

 

…というのは、「あげた方は、果たして ”お返し” を返すのが当たり前だと思ってあげているのか??」ということです。

 

もっと言いますと、お歳暮だったりお土産だったりお裾分けだったり、そういった贈り物を贈るけど、「お返しはいらないよー」と口では言いつつ、返ってこなかったらこなかったで、「非常識だ」と思ったりしていないか??というお話。

 

私の超個人的な意見としましては、「お返しが返ってくるかどうかなんて気にしてるんだったら、初めから贈り物なんて贈るなよ」って話なのですが、なんとなくこのやりとりがどうしようもなくもどかしく、やるせない気持ちにさせられることがありますね。

 

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元々こういった贈り物は、相手への日ごろの感謝であったりとか、相手の事を気遣った贈り物であったりとか、嬉しいことのお裾分けであったりとか、そもそも相手が喜ぶようなことを前提としている、というのが基本です。

 

なので贈るのであれば、あまり形式だろうが恒例だろうが気にせず、感謝を伝えたい時や贈り物をしたいと思う時に送ればいいと思うのです。

 

 

私個人が思うには、なーんとなくですが、「贈り物をもらったから必ず返さなければならない」という意識が強すぎて、脅迫観念に駆られている人がいるような感じがしています。

 

もちろん、貰ったら大抵の場合貰った方は「嬉しい」と思うでしょうし、逆にその感謝を「お返し」という形で表すというのは、自然ですし、正しいことだとは思います。

 

しかし、人によっては、その「お返し」が、「この間はありがとう」という意識ではなく、「貰ったから必ず返さなければならない、返さないと非常識だ」と、行き過ぎた意識の元実行されていないか、ということです。

 

人間ですから、「お返し」をするタイミングを逃してそのまま失念してしまったり、そもそもあまりそういうやりとりに不慣れな人は、「お返しをする」という流れ自体考えが及ばないこともあります。

 

昔から日本人としての礼儀の中にも、こういった流れがあるのかもしれませんし、それは美徳でもあり大切なことであるということを理解した上で、それでも「お返しされない、できない、やらない」ということもあるのだということを、柔軟に自分達自身の常識の中に入れてほしいと思っています。

 

 

私にもきっと、そういう脅迫観念に似た常識に捕らわれるような考えがあるんだと思います。

 

ですが、やはり「贈り物」は「気持ち」「感謝」です。

 

そういった気持ちのやりとりに、「行き過ぎた礼儀や常識」を混ぜ過ぎないようにした方がきっと綺麗な贈り物になるのではないかと思いました。