ヒトスキズキな話

継続は力なりをモットーに続けている雑記ブログ。一応現在シーズン2的な扱いである。

震災当時を思い返して

こんばんは。

 

久しぶりに外付けハードディスクの中身のデータを整理していると、東日本大震災時、すぐ後日くらいの私が撮った写真が出てきました。(震災発生は2011年3月11日)

 

あまりいい記憶ではありませんが、印象に残っていたので一枚だけ。

(※震災の被害に遭われた方などはあまり注視しないことをお勧めします)

 

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私が住んでいた家は完全に津波に流され、地元地域が全て瓦礫だらけになっていた頃のものです。

 

写真の日付を見ると、2011年3月18日と記録されていました。

 

震災時、私は山の上の方の勤務地で仕事をしていたので、電気、水道、ガスの全てが止まり、自分の住んでいる地域がどんな状況になっているのか正直全く分からない状況でした。

 

写真が3月18日となっているということは、恐らく一週間くらい勤務先の簡易宿泊場所に泊めてもらった後に、瓦礫が少し除けられて道路が通れるようになった頃、住んでいた地域まで戻って来て撮った写真だったと思います。

(正直あの頃は日付の感覚も曖昧でした。もっと早くに様子を見に来たような記憶だったような気もしたのですが…)

 

当時デジカメを持っていていたのに車に積みっぱなしで全く使われていないものがあったのですが、震災の数日前に何かを撮影するのに使い、その際に一度フル充電して何日か経ったものを持っていたので、それを使って撮影したものです。

 

実は他にも、近所や地元の有り様の風景を写したデータが何枚もあるのですが、この時まだ津波の被害に遭われた方も身元が見つかっていないことがほとんどで、瓦礫の中で亡くなっている方がいらっしゃることも多かったことがあるので、この一枚に止めさせていただきました。

 

そのデジカメで、動画を撮ったものもあったのですが、当時私自身かなりショックだったのでしょう、画面が揺れまくって自分で観ても酔いまくるのでこちらのデータもアウト。

 

ただ、静止画の写真でも、この写真を含め何枚か観て眺めていたのですが、今現在ちょっと気持ち悪いです。

 

もしかしたらあまり写してはいけないものを写している可能性があります。

 

一見すると瓦礫の風景の一部ですが、そう考えるとちょっと怖いですね。

 

震災の記憶を風化させてはいけない。いつかは前に進まなければいけない。等、いろいろな意見がありますが、風化させてはいけないという意味で一番大事なのは、恐ろしいことがあったという事実だけに目を向けるのではなく、恐ろしいことが起きた後にどうするべきか、自分や周りの家族を守る為にどう行動するか、どう助け合っていくかを経験したものを生かすところにあると思います。

 

こういった震災の経験などをしていない方は、幸せなことで、大切なことです。

 

ただこういうこともあるということを知ってもらって、起きた後で後悔しないように、そして今の幸せを守っていけるようにしていける人が、一人でも多くいたらいいなと思います。

 

これらの写真を観て当時を思い出して、

 

そう感じました。